『双極性障害【第2版】』加藤忠史著

6月に出版されたばかりの本(表題)を読んだ。 著者は理化学研究所で第一線で研究をされている研究者である。 その分様々な最新論文にも目を通しているようで、薬効についての様々なデータを熟知している印象だった。臨床現場では忙しく処方がちゃんとされ…

『サピエンス全史(上)』ユヴァル・ノア・ハラリ著

ネアンデルタール人とホモ・サピエンスの決定的な違いは「虚構」を共有できる能力の差だったという仮説。 虚構:ムラ、国、宗教など 虚構なしには、ネアンデルタール人は150人ほどの集団を作ることが限界だったという研究データがある。 つまり、ホモ・サ…

日本

5月中旬ごろに日本に帰ってきて潜伏していたのですが、帰国前からうつ状態、外出にも支障が出る状態でした。 本当は夏休みは帰りたくなく、旅行やサマースクールの集中講義参加、暗号理論のヨーロッパカンファレンス見学などの計画も立てていました。(お金…

映画「ブラック・クランズマン」

どーも、ちゃーりーです。 アカデミー作品賞は「グリーン・ブック」という黒人と白人コンビの話でした。 【公式】『グリーンブック』3.1(金)公開/本予告 そしてこちら 筆者が観たのは、スパイク・リー監督の「ブラック・クランズマン」です。 <クワメ・ト…

GIボードゲーム(案)

GIボードゲーム 基本 サイコロでマスを進む(0〜9)0は10らしい マスに街、お金、スペル販売所、モンスター戦闘などがある 街で探索するとカードが手に入る SS-Fまで確率で決まる 4人対戦 20ターン行い最後に一番お金がある人が勝ち 15ターン終了時に…

「地球が沈黙する日」

「地球が沈黙する日」 インターネットが主権者となる世界・国家を超えて、主権者は世界の人類全てである・主権の代表はインターネットである。ー>インターネットを元に、AIやデータ処理を駆使して世界の政府機関は意思決定をし、統治行為が行われる=>ある…

「無限機関」(メモ。プロット)

1. セカンド・ミレニアム #セカンド・ミレニアム 50億光年先から来た存在。人類が「インフィニティカ」によって補完されていた最中に、その存在によって、時空の歪みが生じた。従来宇宙を司っていた時間の一方向性が破られ、逆転方向に加速した。それによっ…

プロットGLL-1

22世紀 21世紀以降の急激な人口爆発、環境破壊のあとに生じた第二の危機、人類の高齢化と食料不足 国際的統一の下におかれた人間社会、その高度な統治の元で決定されたのは ・人類の継続的な断種・総数規制 年齢、性別、地域ごとに断種率が決定され、ラン…

GLL2 SF はじめのみ

## GLL REBIRTH 世界政府の保持するナノマシンのアクセス権は、複製不可能な量子秘密鍵によって制御されていた。 分散制御技術が発達した21世紀移行、ドロイドやAI、各種ドローンは分散アプリケーションとして管理されることが多くなった。 分散アプリケーシ…

短編:ぼくらの補完

短編:ぼくらの補完 たゆたう波の間。 起きているとも寝ているとも言えない意識。おぼろげな意識。 そこで僕らは手を繋いでいた。波は気持よく、そこに浮かんで溶けているような心地がした。いつしか僕は何も考えず、そこにただ「在る」ようになった。 隣に…

詩作:言葉にならない虚しさ

言葉にならない虚しさ 疲れ、朦朧とした頭言葉にならない虚しさ 好きな人に嫌われ離れていき 孤独を感じ生きることに疲れ 先にあるものも価値がなく 存在そのものの価値を感じることができない 虚しさ虚しさを ただ口走ることだけができる 悲しみ、虚ろな人…

短編「ある知人同士の会話」 作2008年8月

短編「ある知人同士の会話」作2008 八月 序詩『人が世界を語るのに、この世はあまりにも広すぎ、あまりにも人の時間は短い。未知は人知を飲み込み、世界はそれを沈黙によって答える』 N氏はその日も日常と同じ生活をしていた。特に変わったことは無かっ…

感情という病1 (SF、短編、イントロのみ)

1. 感応 地下500メートル。 限られた人間しか知らない研究施設に、彼はいた。 彼は広い部屋の中に閉じ込められ、まるで自由に暮らしているように見えた。しかし彼は普通とは違う、彼の望まない力があった。 人間は感情を共感させることができる。しかしそれ…

新世紀エヴァンゲリオン 〜Another End〜

「もういいの?」「うん、僕はもういいよ」「そう、良かったわね」 浜辺に横たわる二人、満ちることの無い心。 それはもう一つの終わり、始まり。世界が崩壊し、すべては溶け合ったそれは絶叫と混乱にある赤子のようだった。 補完。補いあい、完全なる存在に…

映画「ハードコア」視聴2回目 (ネタバレあり)

ハードコア(Hardcore Henry)」再視聴。 改めて、名作であると思った。 www.youtube.com 本作品は全編FPS視点で描かれるSF作品。(ロシア、アメリカ共同制作) また、全編で主人公は一言も喋らない(声帯機能が壊れているという設定) 顔もわからない。 ずっ…

ウエスト・ワールド シーズン2感想

「ウエストワールド」シーズン2見終わった。 1話300円以上するってボッタクリ超えてますね。スターチャンネルとかに体験入会したら2週間1000円で全話見れました。 感想:良いSFだった。アメリカ文化最高!第二のSF黄金期が来てる!! 以下ネタバレ…

「恋愛の問題」と「結婚の問題」の違い

恋愛の問題が性欲の問題なのか実存の問題なのかわからない。 恋愛を結婚に置き換えてもいいんだけど、複雑な要素が多すぎてだいぶ事情が変わる。 恋愛と結婚は違うというのはまさにその通りなので、両者によって解決される問題とそもそも解決を狙っていた自…

ブッダたちの仏教

並川 孝儀 『ブッダたちの仏教 』を読んでいる。昨年12月発売なので新しい。 初期仏教経典の研究者が一般向けに書いたものらしい。 内容ざっくり理解していると、どうも初期仏典と大乗経典を同列に置きたいロジックになっている。 昨今の初期仏教ブームに…

輪廻転生に関する諸論点

私がブッダの(大乗仏教の?)輪廻説を受け入れ難いと思う理由にはいくつかある。 それを書いてみる。 1.地球の中でのみ転生するのか? 輪廻転生体験として話される逸話は基本的に地球上の過去の話しかされない。異なる惑星の命として存在していた記憶の体…

VRとエロ

エロゲーをやるためにHTC Viveを試しに買ってみた しかしCPUがヘボすぎてまともに動かなかった。 いくつか思ったことがあったのでかいている。 ・VRはそもそもエロに必要なのか? VRが必要だと言いたい理由にやはり臨場感や没入感等が上げられる。だが個人的…

X-MEN論:もう一つの「フォースの覚醒」あるいは「最後のジェダイ(ミュータント)」

・「覚醒」というモチーフ MARVELの手がけるX-MENスピンオフドラマシリーズ 「ローガン」に並ぶ最高評価とのこと 【30秒版】「レギオン」10.18リリース 「LEGION」 「The Gifted 」 どちらも「覚醒」というタイトルの話数がある。 ・「レギオン」の革新性と…

「メロ・ドラマは特権階級文学か?」

メロ・ドラマは恋愛などに「余裕がある人」向けの演劇・漫画・小説などの作品である。 大半の人は恋愛劇とか観ている余裕はない。 むしろ社会体制、格差、生活、世界の行く末の方が五億倍大事であり、ソッチのほうがツライ なので恋愛物語を楽しめる人は、余…

ダンケルク

視聴 映画「ダンケルク」 撤退戦という話。 余りストーリーというのはなかったので淡々と描かれてた。あまり考察することもないように感じた。 なぜ、こういう映画を作ったのか?ちょっとよくわからなかった。 リアリズムをやっているから起伏のない話なのか…

やる気 メモ

やる気 対になる言葉:無気力 1. 学習性無気力 学習性無力感( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AD%A6%E7%BF%92%E6%80%A7%E7%84%A1%E5%8A%9B%E6%84%9F ) 心理学者のマーティン・セリグマンが、1960年代にリチャード・ソロモンの元で学生生活をしていた時…

ドラマ「LEGION(レギオン)」の素晴らしかったところ

1. レギオンの素晴らしいと思った点の一つは、主人公が30歳過ぎの男性であるということだ。 物語において主人公の年齢設定は最も重要であると考えられる。 日本では、特にアニメでは10台中心なため、今は壊滅的なつまらなさ。(大人が見れるものではない…

短編:「少年B」

少年Bは突然目が覚めた。土の上だった。立ち上がって周りを見渡すと、薄暗い夕焼けの中で廃墟が見えた。ふと気づいた。 自分が誰なのかわからない。記憶がない。昨日何をしていたのかも、子供のころのことも、他人のことも、一切頭の中から思い出すことがで…

現世はスタックしている

現世主義は常に死=無として語る人々とともにある。 死が無であると、確かめもせず決めつけているからこそ、現世の幸せ、現世の快楽にしがみつく哀れな人間達が生まれる 僕は現世主義はスタックしてきていると思う。現世を否定するのではない。現世を目的と…

EthereumのコントラクトでPayment Channelを実装してるやーつについて

久々の技術ネタ 最近はBitcoinも送金手数料が高くなっているらしく、当初言われていたような「マイクロペイメントに使える!!」も無効化されそうな勢い。 Ethereumも高騰しているので、何回も何回も送金してたら手数料がかかりまくる。 PaymentChannelはビ…

相対幸福と絶対幸福について雑文

努力に対して見合うリターンが得られるものとそうでないものがある。 それが何かは人によって違う。万人がこの努力をしたら必ず幸福になれるというのは基本的には無い。 ただそれは相対的幸福論でしかないので、ベネフィットが費用に対して大きいか小さいか…

滑空①

……洋上を走る滑空機のようなものが見える。 それは編隊をなし、地平線のかなたまで何も見えぬだだ広い海を一定の高度で進んでいた。 薄く青い煙を不気味に放ちながら、静かな音で進んでいる。 「大世界転移」の起こる前、この地球は丸かった。人々は海を渡り…