「ミッション・インポッシブル ゴースト・プロトコル」感想


ネタバレあり

 最初はギャグのような映画に思えた。演出が明らかにふざけていて、「こんな映画所詮ギャグですよ」と自ら激白している描写をチラつかせ、覚めた目線になった。

しかし終わった後、強烈な意志を感じる。感動した。


強烈な意志と意志の戦いだった

現世界を一度核戦争で破壊しリセットし、人類を新生させようとするエヴァンゲリオン的な熱烈な意志を持った核物理学者(碇ゲンドウの位置)
 彼の意志は驚異に値する。最後、自らの命を投げ出してまで、核のアメリカ着弾を目論んだ所、これはまさに人間のなんたるかをしらしめる。
 丁度現在アメリカで放映されているドラマ「HOMELAND」の中で、テロリストが自分の死をも理念・作戦のための手段としか捉えていないところなどに通じる。

そのような「怪物」を止め、現世界秩序をたった数人で、国家的支援の機能しない状態で守ろうとするイーサン・ハントの意志もまた凄まじい。足を折られてボロボロで死にそうになりながら足掻く

今回は「ゴースト・プロトコル」発動によりアメリカ政府の支援は得られず、イーサン・ハント及び彼の3名の仲間もまた「テロリスト」として、ロシア・アメリカ両政府から追われる。そんななか彼らだけが世界の真実を知り、核戦争による滅びと再生、人類補完計画の発動を阻止しようとする

 20世紀的な世界リセットの欲求を葬ったのだが、それもまた古くからある「無名の英雄」物語である。「ダイ・ハード」シリーズのようになっているように思えた

神話的ですらある。「世界の滅亡と再生」という物語はそもそもが神話的であり、エヴァンゲリオン的であり、世紀末的である。
 そして、「無名の英雄達」が活躍し、大衆はそれを知らずにのんきに生きているという構図も、よく語られるのである。

なぜだろうか・・・

フランス人女優 レア・セドゥという人を知った。とても綺麗だ
水原希子みたい。っていうか、水原希子がそもそもハーフだっつう話や・・・


Léa Seydoux Cleavage in 'Mission: Impossible ...

 




『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』予告編 - YouTube