メモ:批評「バットマン:アーカムナイト」ー キラとしてのダークナイト、死神としてのジョーカー
メモ的雑記
「バットマン:アーカムナイト」をプレイする中で感じたバットマンの矛盾と苦痛
ダークサイドに落ちていくバットマン。死してなおバットマンにまとわりつくジョーカー
「デスノート」以前から好きだけど。 夜神ライト:個人による社会の変革。革命の試み。手段の先鋭化・暴力化
L:警察権力として革命を弾圧する現体制の象徴。正義はどこにあるのか、ということが曖昧なままであるが、彼の行為は正義のように見える
バットマンがデスノートを拾ったらキラになるかもしれないという話が、最近のバットマンシリーズの映画、ゲームの話だと思う。そして実際に、バットマンは殺人を制裁として犯したことで死ぬのだ(精神的にジョーカーに敗れ、汚染されていく) ゴッサム・シティという一都市の平和と犯罪の撲滅
それすなわち現実では世界の平和と安定ということと同義である そこに警察権力外部の存在として制裁装置となることがバットマンの役目であった しかしそこに発生する独善性や欺瞞について多くの悪役は語ってきた。そしてジョーカーはそれを決定的にし、自らを殺させる過程でバットマンを完全に支配した。 デスノートは個人が社会をラディカルに変革する上で発生する矛盾と困難との戦いを描く革命の書とも言える。これはアイロニカルな表現としてしか語ることはできない。 最終的に暴力と、討議の拒否、完全なる支配的権力の律する社会。それに歓喜さえする民衆と、従来の暴力装置、安定装置としての警察権力がそこに対峙するあり方。また最終的には国家そのものの正義・存在が否定されるので、軍事力との対峙 完全にリアルなポリティクスにおければ、一個人は軍の空爆には勝てないので、キラは空爆だけで殺せる。しかし同時にその攻撃国の大統領や中枢人物は殺される。という状態が核抑止力のごとく働いている。 バットマンがデスノートを拾ったらキラになるかもしれないという話が、最近のバットマンシリーズの映画、ゲームの話だと思う。そして実際に、バットマンは殺人を制裁として犯したことで死ぬのだ(精神的にジョーカーに敗れ、汚染されていく)
ゴッサム・シティという一都市の平和と犯罪の撲滅 それすなわち現実では世界の平和と安定ということと同義である
そこに警察権力外部の存在として制裁装置となることがバットマンの役目であった しかしそこに発生する独善性や欺瞞について多くの悪役は語ってきた。そしてジョーカーはそれを決定的にし、自らを殺させる過程でバットマンを完全に支配した。 デスノートは個人が社会をラディカルに変革する上で発生する矛盾と困難との戦いを描く革命の書とも言える。これはアイロニカルな表現としてしか語ることはできない。 最終的に暴力と、討議の拒否、完全なる支配的権力の律する社会。それに歓喜さえする民衆と、従来の暴力装置、安定装置としての警察権力がそこに対峙するあり方。また最終的には国家そのものの正義・存在が否定されるので、軍事力との対峙
完全にリアルなポリティクスにおければ、一個人は軍の空爆には勝てないので、キラは空爆だけで殺せる。しかし同時にその攻撃国の大統領や中枢人物は殺される。という状態が核抑止力のごとく働いている。
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