自分の病人自認、障害者の雇用

病人自認があるのは症状があるときで、元気な時は自認がない 一番自認が会ったのは今年の2月。採用前提の1週間のプレ就労で、睡眠障害があり、最終日に吐き気を冷や汗に襲われ、ここでは無理だと断った。

独立行政法人であったのだが、公務員っぽく非常に閉塞した環境で、空気が明らかについていけなかった。また、そこで障害者として雇用されることもストレスだった。 最終日は病院に行って泣きながら診察を受けたが、代診の医者の冷たい顔は一生忘れない。 そこで開き直りもあったと思う。もう普通の舞台で踊るのはやめようと思った。だから技術があれば変人でも、病人でも許される仕事についている。

誰でもできる仕事はしない。できる人が少ないから、仕事さえできれば細かいことに指導や文句は言わない。そういう会社に運良く会った。 最初は作業所であったが、そこも結局扱いが障害者であり、仕事内容もあまり良くなかったのでやめた。 今も満足かはわからないが、とりあえず自分の優位な分野で戦えるからなんとかなっている。あまり働かないのでお金もあまりないですが。 障害者雇用は事務職が圧倒的に多い。ほかは作業系の仕事。 僕はこれは良くないと思う。事務職が誰でもできるとは言わないが、市場が飽和している。一般の人だって事務職をやりたがるのに、障害者がやるのは難しい。強いて言えば安く使えるからしか理由がない。いまの障害者就労支援は、この事務職にターゲットを絞ってしまっており、結果的に個々の障害者の可能性を狭めることにも繋がっていると思う。  とは言え、技術職が就職しやすいわけでもないし、中途だったりするとスキルがないと難しい。ただ、自分の単価をあげられるのは技術職だ。だからそういう方向で支援していくというあり方は出来る限りすべきだし、ニーズもあると思う。 あと、底辺かしらないが、精神疾患になったがゆえに不当に低い給料で本来能力の高い人でも使われてしまっている現場を見て、彼らの尊厳というか、本来扱われるべき扱いを受けていないと思った。 じゃあ能力の低い障害者(知的障害者など)はどうすればいいか?彼らは尊厳の低い扱いを受け続けなければいけないのか?

残念ながらいまのところ私にはそれはわからない。 賃金を上げるということも難しいと思う。 合法的に、最低賃金の半額で使われているのも知っている。