「メロ・ドラマは特権階級文学か?」

 
 
メロ・ドラマは恋愛などに「余裕がある人」向けの演劇・漫画・小説などの作品である。
 
大半の人は恋愛劇とか観ている余裕はない。
 
むしろ社会体制、格差、生活、世界の行く末の方が五億倍大事であり、ソッチのほうがツライ
 
なので恋愛物語を楽しめる人は、余裕がある特権階級だと思う
 
現に、恋愛を楽しむ前提として、心理的・社会的・金銭的・コミュニケーション力的な余裕が無ければその生活は成立しない。
 
あらゆるリソースを不足している人間にとっては望むべくも無い贅沢である。
 
だからこそ敢えて反転して述べれば、政治・世界のことは余裕のない人達の関心事である。生活・恋愛・その他ゴシップが関心事であるという人たちは、昔のヨーロッパ貴族のごとく、「特権階級である」と述べてみたい。