香港情勢
香港情勢を観ていて、それに無反応を貫いている日本政府中枢にも憤りを感じるとともに、母校である創価高校の創立者池田大作の「日中国交正常化提言」を聞きかえしてみると、やはり我々というか、創価に関わるものの義務としては単に中国政府にべったりすることではないのではないかという考えが思い浮かぶ。
高校時代に中国の文学者の魯迅「阿Q正伝」なども読まされたし、魯迅の革命家としての失望なども読むと、現在の中国における大衆の無知、情報統制による問題などが同じようなものではないかと感じられる。(魯迅の解釈に問題はあるかもしれない)
魯迅の「狂人日記」において
『子供たちを救え』の言葉で最後が締めくくられている。
つまり新世代である子供たち、青年たちが大きな体制や権力欲の犠牲になってはならないとの魯迅の心の叫びであったのではないかと思う。
そういうことを思い出しながら、警察暴力に対して非暴力不服従というガンジー主義で戦っている香港市民への敬意を表したいと思う。彼らこそ、中国の未来であるはずなのだ。。。
腐敗した体制、大きくなり権力に目のくらんだ人間しかいない体制はいずれ滅びる。歴史上、そのような体制が続いた試しがない。いつかはわからないが、いまの抵抗が報われる時が来るのであろうと思う。
対岸の火事としてしか見れない自分であるが・・・・。