2017-01-01から1年間の記事一覧

「メロ・ドラマは特権階級文学か?」

メロ・ドラマは恋愛などに「余裕がある人」向けの演劇・漫画・小説などの作品である。 大半の人は恋愛劇とか観ている余裕はない。 むしろ社会体制、格差、生活、世界の行く末の方が五億倍大事であり、ソッチのほうがツライ なので恋愛物語を楽しめる人は、余…

ダンケルク

視聴 映画「ダンケルク」 撤退戦という話。 余りストーリーというのはなかったので淡々と描かれてた。あまり考察することもないように感じた。 なぜ、こういう映画を作ったのか?ちょっとよくわからなかった。 リアリズムをやっているから起伏のない話なのか…

やる気 メモ

やる気 対になる言葉:無気力 1. 学習性無気力 学習性無力感( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AD%A6%E7%BF%92%E6%80%A7%E7%84%A1%E5%8A%9B%E6%84%9F ) 心理学者のマーティン・セリグマンが、1960年代にリチャード・ソロモンの元で学生生活をしていた時…

ドラマ「LEGION(レギオン)」の素晴らしかったところ

1. レギオンの素晴らしいと思った点の一つは、主人公が30歳過ぎの男性であるということだ。 物語において主人公の年齢設定は最も重要であると考えられる。 日本では、特にアニメでは10台中心なため、今は壊滅的なつまらなさ。(大人が見れるものではない…

短編:「少年B」

少年Bは突然目が覚めた。土の上だった。立ち上がって周りを見渡すと、薄暗い夕焼けの中で廃墟が見えた。ふと気づいた。 自分が誰なのかわからない。記憶がない。昨日何をしていたのかも、子供のころのことも、他人のことも、一切頭の中から思い出すことがで…

現世はスタックしている

現世主義は常に死=無として語る人々とともにある。 死が無であると、確かめもせず決めつけているからこそ、現世の幸せ、現世の快楽にしがみつく哀れな人間達が生まれる 僕は現世主義はスタックしてきていると思う。現世を否定するのではない。現世を目的と…

EthereumのコントラクトでPayment Channelを実装してるやーつについて

久々の技術ネタ 最近はBitcoinも送金手数料が高くなっているらしく、当初言われていたような「マイクロペイメントに使える!!」も無効化されそうな勢い。 Ethereumも高騰しているので、何回も何回も送金してたら手数料がかかりまくる。 PaymentChannelはビ…

相対幸福と絶対幸福について雑文

努力に対して見合うリターンが得られるものとそうでないものがある。 それが何かは人によって違う。万人がこの努力をしたら必ず幸福になれるというのは基本的には無い。 ただそれは相対的幸福論でしかないので、ベネフィットが費用に対して大きいか小さいか…

滑空①

……洋上を走る滑空機のようなものが見える。 それは編隊をなし、地平線のかなたまで何も見えぬだだ広い海を一定の高度で進んでいた。 薄く青い煙を不気味に放ちながら、静かな音で進んでいる。 「大世界転移」の起こる前、この地球は丸かった。人々は海を渡り…

ベーシックインカムは「隷属への道」なのか?

働きたくないので、ベーシックインカムには賛成だが、ベーシックインカムのシステムは国家への隷属の道であるとも考えている。共産主義社会では皆が労働を行い、国がお金を支払う。しかし、反政府的思想を持つ者たちはそのお金が権力者の恣意的な運用によっ…

暗号通貨と自由

ゲームプレイ用に買ったグラフィックボードで仮想通貨のマイニングも始めた。 久しぶりにやっている Zcashという匿名性の高い謎のコインがあり、それがそこそこ掘れるらしいからやってる。 いま1コイン単位で2万円くらいになっている 最近のここらへんの話題…

メモ:「<オタク>の逆襲」

「<オタク>の逆襲」というタイトルで短い文章を書きたくなったが、適当にメモ。 <オタク>とは90年代に「オタク」と呼ばれていたものであり、今の時代の「オタク」という言葉の意味するものとは異なる。 つまり80、90年代にあったオタクカルチャー…

映画「Moonlight」を観た感想

「Moonlight」はアメリカの貧困地域の黒人コミュニティを描いている 主人公の少年がいかにしていじめられて無気力になって成長していくか、という描写をひたすら描く。ゲイであることは問題の一部でしかないかもしれない。 そういう意味で、イデオロギーばっ…

男らしさと弱さ

「男らしさ」が苦しい男たち。なぜ男性は自分の弱さを語れないのか? https://www.buzzfeed.com/satoruishido/otoko-mondai?utm_term=.hcb2xpadX これを読んでの雑記。 歴史的に言えば、文学(文字表現に限らず)は弱音を吐く場所の一つだったと思う。 文学…