2014-01-01から1年間の記事一覧

抜粋:ハンナ・アレント「人間の条件」

志水速雄訳、P498 第六章 <活動的生活>と近代 ―「労働する動物」の勝利― すでに見てきたように、社会の勃興の中で自己主張したのは、究極的には種の生命であった。近代初期には個体の「エゴイスティックな」生命が主張され、近代後期になると、「社会的…

現代における「労働」の諸相

何かに没頭している時だけ自分が生きていると感じることができる 何もやる気が無い時、自分は死んでいると感じる だから僕は極度の怠け者に見えるが、実際は極度の仕事人間なのだと思うだから壊れやすいと、思う つまり、その気ななったら、お金なんて関係な…

承認をめぐる病

斉藤環氏の講演を聞く機会があった。 内容は「現代の若者の心性と現代型うつ病(ひきこもり)」みたいな話 現代の若者については何時の時代も語られる。そしてその多くは誤っているようだが、今回は、俗流若者論というより病因論としての若者像である。 講演…

ビットコインはグローバル経済の救世主なのか?破壊者なのか?

今年1月頃、私がビットコインやモナーコインのことを知り勉強したり採掘したりし始めてから、ビットコインのことはだいぶ日本でも浸透してきた。 Mt.Gox破綻の悪印象も少し和らぎ、世界的にも流行はとどまる気配を知らない。日本国内でもビットコインや仮想…

「解雇規制緩和」と「雇用の流動化」って同じなの?いや違います

私の持論ですが、「解雇規制緩和≒雇用の流動化である」 世の中では「解雇規制緩和」=「雇用の流動化」であると捉えている方が多いようです。解雇規制緩和の反対者は雇用の流動化にも反対であることも珍しくありません。 しかし私は、「解雇規制緩和」と「雇…

「セカイ系」から「日常系」、そして「リアルポリティクス系」へ

近年、だんだんとアニメが「セカイ系」から「日常系」→「リアルポリティクス系」へと以降しているとように感じる。 ヤマト、ガンダム、宮﨑駿はSFの形式で政治を語っていた。しかし庵野秀明は政治から撤退し、実存の追求に走る(本来の意味での私小説 その後…

<創価学会員だが今後公明党に投票しない表明>

僕は名目上創価学会員であるし、創価高校、創価大学卒業生である 創立者の著作、スピーチ、対談集をそれなりに読んでいる。実際に数分だけ面会したこともある。会長とも話したことがある だが会長以下は特に人間的魅力を感じなかった。はっきり言って役人と…

文学フリマで雑誌「アキディベ Vol.1」を販売した話(今さら過ぎる

<いまさらですが文学フリマに出展してた話> 5月5日に参加した「文学フリマ」私の所属するサークル「アキディベ」でも雑誌を販売しました 「アキディベ Vol.1」創刊号(続くかわからない) なぜか編集作業で力を使い果たした感があり、しばらく地下に潜る生…

Mining and Trading of Cryptocurrency:仮想通貨マイニングと取引 草稿

今年に入り、日本でも仮想通貨(英語だと「暗号通貨」Cryptocurrency)がだいぶ浸透してきましたね と言っても実用レベルというよりかはまだまだ話題にのぼる程度ですが・・・ 私は今年の1月頃から仮想通貨(その中でも特に「採掘」、miningと呼ばれる)に興…

Mining and Trading of Cryptocurrency:仮想通貨マイニングと取引 その1

今年に入り、日本でも仮想通貨(英語だと「暗号通貨」Cryptocurrency)がだいぶ浸透してきましたね と言っても実用レベルというよりかはまだまだ話題にのぼる程度ですが・・・ 私は今年の1月頃から仮想通貨(その中でも特に「採掘」、miningと呼ばれる)に興…

「精神病院を捨てたイタリア 捨てない日本」

精神病院を捨てたイタリア 捨てない日本 作者: 大熊一夫 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2009/10/07 メディア: 単行本 購入: 7人 クリック: 77回 この商品を含むブログ (30件) を見る イタリアにおける脱施設化。精神病院廃絶、精神疾患を単なる身体的病…

ビットコインを「仮想通貨」と呼ぶのはやめよう

「仮想通貨」という言い方が良くないそもそも通貨は仮想的なものであるだからこそ円高や円安で価値が変わるし、デフレやインフレも起こるし金融危機も起こる現行通貨は紙幣に印刷され、コピーしにくい(できないわけではない)バージョンの仮想通貨であるつ…

「社会的選択理論」など

社会的選択理論への招待 : 投票と多数決の科学 作者: 坂井豊貴 出版社/メーカー: 日本評論社 発売日: 2013/11/22 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (5件) を見る 帯「多数決は民意を反映するのか?なぜ改憲には3分の2以上の賛成が必要なのか?」 内…

「BEYOND two souls」

http://www.jp.playstation.com/scej/title/beyond/映画のようなゲームシリーズアメリカが放つインタラクティブ・ムービーゲームプレイ時間はそんなに長くなかったとは思う(というても10時間いってそうだが・・・)エレン・ペイジ、ウィレム・デフォー出演…

「ミッション・インポッシブル ゴースト・プロトコル」感想

ネタバレあり 最初はギャグのような映画に思えた。演出が明らかにふざけていて、「こんな映画所詮ギャグですよ」と自ら激白している描写をチラつかせ、覚めた目線になった。しかし終わった後、強烈な意志を感じる。感動した。強烈な意志と意志の戦いだった現…

ビットコイン、モナーコイン(MonaCoin)雑感メモ #モナーコイン

仮想通貨で小規模マネーゲームにちびちび浸っているビットコインをなかなか入手が簡単にできないのを知ったのですが、MONAと交換で100円分くらい手に入れたビットコインを日本円で売買するにはMt.Goxという取引所に数週間かけて登録しないと買えないよう…

苦悩について

「お前は◯◯からしたら恵まれているのになぜ苦しいとか言うんだ・甘えている」◯◯=アフリカ、貧困者、病人、紛争地帯の人 苦悩の発生原理 1.人間が自らに感じる苦悩というものは量的評価ではなく質的評価である 一日摂取カロリーが一定以下だから苦悩がある…

ロボットは心を持ちうるか?

ロボットの心-7つの哲学物語 (講談社現代新書) 作者: 柴田正良 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2001/12/20 メディア: 新書 購入: 6人 クリック: 42回 この商品を含むブログ (26件) を見る ロボットは心を持ちうるか?そもそも人間が心を持っているとはどう…

読書会『フード左翼とフード右翼』速水健朗 と 青山ファーマーズマーケット見学

私は最近知人と「コンテンポラリー読書会」というのを始めました。 現代を考えるための読書会という意味で「コンテンポラリー」(意味:同時代、現代)です。 第一回では 樫村愛子『ネオリベラリズムの精神分析』を読み、現代世界の事象を社会学の観点から考…

適当にbitcoin(ビットコイン)の話

仮想通貨bitcoinの出現という以前に、現代の貨幣そのものが概念上の仮想でしかないという所に気づくべきドルと金の交換ができた金本位制の崩壊によって貨幣は使用価値と切り離されている交換価値しか持たないし、そもそも金本位制の時代であったとしても金は…

ブログ開設

ブログ開設した。 さて NeonGenesisChannel.com主催のちゃーりーです(わらわら はてぶで ちまちま何か書こうと思います 使い方もマスターしたいので以下適当に。 箇条書き ああ ああ いい 引用 あうyしょあいうhしはいhさいひいあh ああああ*1 *1:あさ…